ポータブルCMM(ハンドヘルド型)は、従来の三次元測定機(CMM)と比較して、携帯性と柔軟性を兼ね備えた測定機器です。本記事では、ポータブルCMMの特徴と三次元測定機との違いについて解説します。
XMシリーズは、ポータブルかつ高精度で使いやすい三次元測定機として、工業分野での効率向上や人件費削減に寄与。従来の固定式測定機では難しかった現場での測定において、その優位性が際立ちます。
詳しいスペックが知りたい方は、公式HPで無料のカタログをダウンロードできます。
Gage Max FaroArmは、小型から中型の部品の3D測定に特化したポータブルCMMです。従来の手動測定器を使用した煩雑な検査を効率化し、短時間で高精度な測定を可能にします。
| 測定範囲 | 1.5m(4.9ft) |
|---|---|
| 測定精度 | 0.012mm(ISO 10360-12準拠) |
| 価格 | 要問い合わせ |
当サイトでは、大型検査におすすめ三次元測定機・レーザートラッカーを3製品紹介。いずれも卓上では測定の難しい中・大型ワークに対応している製品と、メーカー企業についての情報を記載しています。
大型ワークの検査は、測定の作業効率や取り回しの良さ、環境耐性など、測定対象や環境に合わせて重視する性能・特性を考えることが重要です。ぜひ、使用状況を鑑みながら、装置選定の参考にしてみてください。
ポータブルCMMは、特に製造現場での使用を目的とした携帯型の測定機です。CMMの精度を保ちながらも、持ち運び可能であり、現場の柔軟な対応を可能にします。
ポータブルCMMと従来の三次元測定機(CMM)には、以下のような違いがあります。
ものづくりや工業デザインの現場でポータブルCMMの活躍は目覚ましいものがありますが、なかでも近年特にニーズが高まっているのが完全ワイヤレスタイプの測定機です。これまでのポータブルCMMの利点をさらに引き上げ、現場の測定効率を飛躍的に向上させる理由について解説します。
従来の有線式ポータブルCMM(アーム型など)では、作業者の動線がケーブルの長さに制限され、「測定中にケーブルが対象物や設備に引っかかる」といったトラブルが現場の課題でした。ワイヤレス測定機であれば、大型部品の裏側や入り組んだ場所でも安全かつスムーズに測定でき、ケーブルの断線リスクもありません。運用面でのストレスと不安を大幅に軽減します。
有線ケーブルの制約がなくなることで、より広範囲の測定もスムーズに行えるようになります。例えば、従来は数回に分けて測定しデータを集約する手間がかかっていた大型ワーク、建設用重機や大型車両などでも、対象物の周りを自由に歩き回りながらシームレスに測定を完了させることができます。
ワイヤレス測定機には大きく分けて2つの測定方式があり、用途や目的、測定する対象物の特性などに応じて適したものを選べます。それぞれの特徴は以下の通りです。
手に持ったプローブを対象物に直接当てて測定する方式です。穴のピッチや奥まった箇所など、ミクロン単位の厳密な精度が求められるポイント寸法を測定したい場合に適した方式となっています。
レーザーなどを照射し、対象物に触れることなく面でデータを取得する方式です。複雑な自由曲面を持つ部品の測定に適しており、全体形状の把握やリバースエンジニアリング用途でも広く活用されています。
測定対象が手のひらサイズの部品か、数メートルに及ぶ大型ワークかによって、選ぶべき機種(測定範囲)は異なります。また、光を反射しやすい金属や黒色の樹脂部品などの場合、非接触式(3Dスキャナ)ではデータの取得が難しいケースもあるため、対象物の材質に適した方式かどうかの確認も重要です。
寸法保証のためにミクロン(μm)単位の厳密な数値が必要なのか、全体形状の把握(数ミリ程度の誤差許容)で十分なのかによって、選ぶべき機器が変わってきます。極めて高い精度での数値化を求めるのであれば、接触式プローブでの測定が推奨されます。
ワイヤレス測定機の多くは環境変動に対する補正機能を備えていますが、対応できる温度範囲や防塵性能などはメーカーや機種によって異なります。空調の効いた検査室で使うのか、粉塵や温度変化のある製造現場(ショップフロア)でそのまま使うのかなど、実際の使用環境の基準をクリアしている機種かどうかを事前に確認することが不可欠です。
ポータブルCMMは、その柔軟性と高精度な測定性能により、製造現場の効率を大幅に向上させることが可能です。
据え置き型の三次元測定機が求める安定した環境に依存しないため、迅速かつ正確な品質管理を行うためのツールとして活躍します。生産現場のニーズに応じて使い分けるといいでしょう。
ここでは、卓上に乗らない大型サイズのワークを対象とした検査において、測定サイズごとに適した性能・特徴を持つ三次元測定機やレーザートラッカーと、そのメーカーについて紹介しています。
WMシリーズ
| 測定範囲 | 1.0~25.0m |
|---|---|
| 指示誤差 | ±(28 + 5L/1000) μm |
Quantum Max FaroArm
| 測定範囲 | 2.0~4.0m |
|---|---|
| 指示誤差 | ±25~76μm※ |
Absolute Tracker AT960
| 測定範囲 | ~80m(最大160m) |
|---|---|
| 指示誤差 | ±15μm +6μm/1m※ |