産業用ロボットのアーム部分は、各関節やジョイント部分の寸法が正確に設定されています。ロボットアームは数メートルに及ぶこともあり、部品のわずかなズレが動作性能に大きな影響を与えるためです。
三次元測定機を活用すれば、アームの各ジョイント部の寸法や角度、位置決めをミリ単位で測定可能。ロボットが正確な動作を行うための基礎を構築し、誤動作や精度低下のリスクを抑えられます。
ベースフレームは産業用ロボットの基礎部分。組み立てる際にフレームの剛性や水平度が保たれていないと動作に悪影響を及ぼします。
三次元測定機を活用して、フレームの寸法や水平度、組み立て後のねじれや傾きを検査すれば、ロボット全体の動作が安定。正確な位置決めが可能になります。
グリッパーは、ロボットが製品を正確に掴んだり、持ち上げたり、移動させたりするためのツールです。様々な形状や素材に対応できるよう精密に設計されており、製造過程で形状不良があるとロボットの作業効率低下や製品の取り扱いミスに繋がる可能性があります。
三次元測定機を活用すれば、グリッパーの指先部分の寸法精度、関節部分の可動範囲、全体形状と重量バランスなどを正確に測定可能。ロボットの作業効率や作業精度を維持できるでしょう。
まず、測定対象のサイズに対応している製品に絞る必要があります。その上で、測定する部品の形状や材質に合ったものを選びましょう。
例えば、ケーブルや配線が多い産業用ロボット、柔らかいラバーやシリコンパッドが取り付けられている産業用ロボットのグリッパー(ハンド部分)などは、触れることなく測定できる非接触式の三次元測定機が向いています。
また、三次元測定機を設置するスペースがどれくらいあるかによっても選ぶべき製品は変わってきます。大型部品の寸法、ロボットの関節部や配線・配管部分、組み立て現場など、複数の測定を行う場合は軽くて持ち運べるサイズのハンディ型(ワイヤレスプローブ)の三次元測定機を選ぶと便利です。
当サイトでは、数ある三次元測定機の中から、大型検査におすすめ三次元測定機・レーザートラッカーを3製品紹介。
いずれも2m以上の中・大型ワークを測定可能としている三次元測定機なので、ぜひチェックしてみてください。複雑な形状への対応や、作業効率・取り回しの良さ、環境耐性など、製品によっておすすめのポイントは異なります。測定したい大型部品に合った三次元測定機を選びましょう。
ここでは、卓上に乗らない大型サイズのワークを対象とした検査において、測定サイズごとに適した性能・特徴を持つ三次元測定機やレーザートラッカーと、そのメーカーについて紹介しています。
WMシリーズ
| 測定範囲 | 1.0~25.0m |
|---|---|
| 指示誤差 | ±(28 + 5L/1000) μm |
Quantum Max FaroArm
| 測定範囲 | 2.0~4.0m |
|---|---|
| 指示誤差 | ±25~76μm※ |
Absolute Tracker AT960
| 測定範囲 | ~80m(最大160m) |
|---|---|
| 指示誤差 | ±15μm +6μm/1m※ |