三次元測定機による搬送機の検査

目次
全て表示

三次元測定機による搬送機の検査とは

搬送機は、工場や物流センターなどで製品や部品を移動させるための機械の総称です。搬送機の軌道がずれていたり、動作に不備(例:正しい位置で停止するか)があったりすると、製品は正しく搬送されず生産性もダウン。最悪の場合、故障してしまいます。

三次元測定機を使って軌道のずれや動作精度を正確に測定すれば、搬送機が従来の性能を発揮しているか検証することが可能。早い段階でトラブルを検知でき、トラブルの原因特定もスムーズになります。

三次元測定機による搬送機検査の必要性

生産ラインや物流において、重要な役割を担っている搬送機。三次元測定機による検査では、軌道のずれや動作精度をミクロン単位で測定できるため、トラブルを早期発見できます。

もし、軌道のズレや動作精度の不備に気づかず放置した場合、生産ラインが停止する可能性も。そうなれば、企業にとって大きな損失となるでしょう。トラブルを未然に防ぐためにも、三次元測定機による搬送機検査が必要なのです。

三次元測定機による搬送機検査の課題

搬送機のような大型の装置の場合、測定に時間がかかることがあります。効率よく検査を進めたい方は、大型検査用の三次元測定機を選ぶとよいでしょう。

また、設定や操作が適切でないと、正確な測定結果は得られません。技術者を教育するか、技術者がいない場合は直感的な操作性の機械を選ぶのがおすすめです。

搬送機検査における三次元測定機の活用例

DX化を進めている製造業・物流業で積極的に活用されています。例えば、自動車製造工場や食品加工工場、精密機器組み立てなどの生産ライン。わずかな軌道のズレが製品の品質に影響するため、三次元測定機による高精度な検査が求められます。

また、三次元測定器は、搬送機を通して日々膨大な荷物を仕分けている物流センター・物流倉庫でも活躍。生産性を維持できるほか、生産ライン停止トラブルのリスクヘッジにもなるためです。検査結果をデジタルデータで記録しておけば、将来的なメンテナンス・改善にも役立てられます。

三次元測定機による搬送機検査のまとめ

  • 三次元測定機による搬送機検査はミクロン単位で軌道のズレや動作不備を検知
  • 搬送機検査は生産性の維持やトラブル回避につながる
  • 検査結果をデジタルデータで記録して将来的なメンテナンス・改善にも役立てられる

生産ラインのある工場や倉庫で役立つ三次元測定機の搬送機検査。操作が難しそうだと感じるかもしれませんが、中には直感的な操作で測定できる三次元測定機もあります。

また、生産ラインは大型なので、三次元測定機も場所を取る大型の機械になるイメージがあるかもしれませんが、製品によってはワイヤレスで場所を取らないタイプもあるのでご安心を。導入コストはかかりますが、長期的に見れば品質向上、コスト削減、生産性維持に大きく貢献するでしょう。

用途・検査対象で選ぶ
三次元測定機・レーザートラッカー3選

当サイトでは、おもに大型検査におすすめ三次元測定機・レーザートラッカーを3製品紹介。いずれも卓上では測定の難しい中・大型ワークに対応している製品と、メーカー企業についての情報を記載しています。

大型ワークの精密検査は、測定の作業効率や取り回しの良さ、環境耐性など、測定対象や環境に合わせて重視する性能・特性を考えることが重要です。ぜひ、使用状況を鑑みながら、装置選定の参考にしてみてください。

キーエンス公式サイトへ
測定対象別
三次元測定機・
レーザートラッカー3選

ここでは、卓上に乗らない大型サイズのワークを対象とした検査において、測定サイズごとに適した性能・特徴を持つ三次元測定機やレーザートラッカーと、そのメーカーについて紹介しています。

自動車からプラントまで
現場での効率重視の検査なら
キーエンス

WMシリーズ

キーエンス公式HP
画像引用元:キーエンス公式HP(https://www.keyence.co.jp/products/3d-measure/cmm/wm/get-pricing/)
ワイヤレスプローブにより大型の測定もひとりで簡単に

取り回しの良いワイヤレス式で、接触式(プローブ)と非接触式(レーザー)の2種類が選択可能。寸法・形状を省人かつ効率的に測定できるハンディ型の測定機
手元に搭載されたタッチパネルによりその場でPCと通信でき、ひとりでもスピーディな測定を実現します。

測定範囲 1.0~25.0m
指示誤差 ±(28 + 5L/1000) μm
大型の金型など
複雑な形状の検査なら
FARO

Quantum Max FaroArm

FARO
画像引用元:FARO(https://www.faro.com/ja-JP/Products/Hardware/Quantum-FaroArms)
奥まった形状の測定でもアーム範囲内なら死角なし

手ぶれ・ミスの少なさから安定して操作でき、複雑な形状の対象物の測定で力を発揮する多関節アーム型の測定器
8軸テーブルを使用することで、一度のセットアップでさらに様々な角度からの測定が容易になります。

(※接触式測定の場合)
測定範囲 2.0~4.0m
指示誤差 ±25~76μm※
建造物や地形測定
屋外での検査なら
HEXAGON

Absolute Tracker AT960

HEXAGON公式HP
画像引用元:HEXAGON公式HP(https://hexagon.com/ja/products/leica-absolute-tracker-at960)
強力な防塵・防水仕様で屋外環境でも正確な測定

密閉型ユニットが粉じんなどの汚れの侵入を防ぎ(IP54相当)、屋外環境でも問題なく使用できる測定機
本体搭載の環境ユニットが気温、気圧、湿度条件をチェックし、外部要因に合わせて検査結果を補正します。

測定範囲 ~80m(最大160m)
指示誤差 ±15μm +6μm/1m※
(※参考:[PDF]キーエンス公式HP https://www.keyence.co.jp/download/download/confirmation/?dlAssetId=AS_107457&dlSeriesId=WS_SR57355&ad_local=CDc&wl=1
(※参考:FARO公式HP https://www.faro.com/ja-JP/Products/Hardware/Quantum-FaroArms
Euni 測定値と公称値を比較した2点間の距離誤差)
(※参考:東京貿易テクノシステム公式HP https://www.tbts.co.jp/product/3d-measuring/laser-tracker/leica-at960/
Uxyz 最大許容誤差として明記し、ASME B89.4.19-2006 & draft ISO 10360-10 に従い算出、指示がない限り精密ライカ1.5’’レッドリングリフレクタを使用)