三次元測定機(CMM)は、簡単に言うと、ものの形や大きさをとても正確に測る機械です。溶接治具は、溶接をするときに部品をぴったりの位置に固定するための道具で、この道具がしっかりしていないと溶接がうまくいきません。三次元測定機による溶接治具の検査を行うことで、溶接治具が正しいサイズや形になっているかチェックできます。
なぜ溶接治具の検査が大事なのか。それは、溶接治具の寸法が少しでもずれていると、部品の組み立てがうまくいかなくなってしまうからです。たとえば、車や飛行機、建物の一部を作るときに、少しでもズレていると大変なことになりますよね。三次元測定機を使えば、そのズレをミクロン単位(つまり、髪の毛の細さくらい)で検出できるのです。
三次元測定機にはいくつかの課題もあります。まず、本体が高価なこと。工場で導入するにはコストがかかるので、小さな工場には少しハードルが高いかもしれません。加えて、測定機を使いこなすにはある程度の技術や知識が必要です。慣れていないと、正しく測定できないこともあります。
さらに、測定自体に時間がかかることもあります。特に大きな部品や複雑な形状の治具を測るときには、時間に余裕をもって実施する必要があります。
三次元測定機は、主に自動車産業、航空宇宙産業、建設業や造船業で活用されています。各部品を組み立てる溶接治具の寸法が少しでもずれていると、部品の位置がずれ、最終的な性能や安全性に影響するためです。三次元測定機を活用することで、溶接治具の不具合を検出できるほか、寸法や位置精度をミクロン単位で確認できます。
三次元測定機を使った溶接治具の検査は、ものづくりの現場で非常に役立ちます。特に高い精度と安全性が求められる自動車や航空機産業は、取り入れておきたいところ。操作が難しそうだと感じるかもしれませんが、中には直感的な操作で測定できる三次元測定機もあるのでチェックしてみましょう。決して安い金額ではありませんが、長期的に見れば品質向上、コスト削減、効率的な生産管理に大きく貢献します。
当サイトでは、おもに大型検査におすすめ三次元測定機・レーザートラッカーを3製品紹介。いずれも卓上では測定の難しい中・大型ワークに対応している製品と、メーカー企業についての情報を記載しています。
大型ワークの精密検査は、測定の作業効率や取り回しの良さ、環境耐性など、測定対象や環境に合わせて重視する性能・特性を考えることが重要です。ぜひ、使用状況を鑑みながら、装置選定の参考にしてみてください。
ここでは、卓上に乗らない大型サイズのワークを対象とした検査において、測定サイズごとに適した性能・特徴を持つ三次元測定機やレーザートラッカーと、そのメーカーについて紹介しています。
WMシリーズ
| 測定範囲 | 1.0~25.0m |
|---|---|
| 指示誤差 | ±(28 + 5L/1000) μm |
Quantum Max FaroArm
| 測定範囲 | 2.0~4.0m |
|---|---|
| 指示誤差 | ±25~76μm※ |
Absolute Tracker AT960
| 測定範囲 | ~80m(最大160m) |
|---|---|
| 指示誤差 | ±15μm +6μm/1m※ |