サーバーラックは、データセンターや大規模IT施設で使用される重要なインフラの一部。その高さは2メートル以上に及ぶことが多く、複数のサーバーユニットが搭載されるため、フレームの剛性や精度が重要になります。ラック内のフレームやレールを正確に組み立て、サーバーユニットを安全に設置するためには寸法検査が欠かせません。
三次元測定機を活用すれば、ラック内のレールや取付部の位置、垂直度、フレームの全体寸法をミリ単位で精密に測定可能。サーバーラックの組み立て時に生じる微小なズレも検出できます。
電気自動車の中核であるバッテリーパックは、長さ2メートルを超えることもあり、数百個のバッテリーセルを正確に収納する必要があります。
三次元測定機を活用すれば、バッテリーハウジングの内部スペース、セルが収まる位置、冷却システムのパイプや配線の配置などを測定可能。組み立て時のミスやズレを検出できるため、組み立て不良による過剰な熱発生や電気トラブルを防げるでしょう。
風力発電装置のタービン内には、発電機や制御システムを格納するための大型ハウジング(直径数メートル)があります。
三次元測定機を活用すれば、ハウジング内部のコンポーネント配置、電気配線のスペース、取り付け穴の位置などを測定可能。フレームやハウジングのズレがないか確認することで、回転するタービンと発電機の動作が干渉するのを防ぎ、稼働の信頼性を確保します。
まず、測定対象のサイズに対応している製品に絞る必要があります。その上で、測定する部品の形状や材質に合ったものを選びましょう。
例えば、デリケートな部品(電子部品や電子機器のケースなど)は、測定対象に触れることなく測定できる非接触式の三次元測定機が適しています。
また、三次元測定機を設置するスペースがどれくらいあるかによっても選ぶべき製品は変わってきます。大型部品の寸法、機器内部の組み立て部分、配線エリアなど、複数の測定を行う場合は軽くて持ち運べるサイズのハンディ型(ワイヤレスプローブ)の三次元測定機を選ぶと便利です。
当サイトでは、数ある三次元測定機の中から、大型検査におすすめ三次元測定機・レーザートラッカーを3製品紹介。
いずれも2m以上の中・大型ワークを測定可能としている三次元測定機なので、ぜひチェックしてみてください。複雑な形状への対応や、作業効率・取り回しの良さ、環境耐性など、製品によっておすすめのポイントは異なります。測定したい大型部品に合った三次元測定機を選びましょう。
ここでは、卓上に乗らない大型サイズのワークを対象とした検査において、測定サイズごとに適した性能・特徴を持つ三次元測定機やレーザートラッカーと、そのメーカーについて紹介しています。
WMシリーズ
| 測定範囲 | 1.0~25.0m |
|---|---|
| 指示誤差 | ±(28 + 5L/1000) μm |
Quantum Max FaroArm
| 測定範囲 | 2.0~4.0m |
|---|---|
| 指示誤差 | ±25~76μm※ |
Absolute Tracker AT960
| 測定範囲 | ~80m(最大160m) |
|---|---|
| 指示誤差 | ±15μm +6μm/1m※ |