CTスキャナは、直径2メートル近くにも及ぶ大きなドーナツ型のフレームを持ち、その内部にはX線検出器や「ガントリ」と呼ばれる回転構造が含まれています。大型かつ内部構造がとても複雑なため、フレームの寸法や形状を正確に測定したり、パーツが正確に配置されてスムーズに動作するかを検査したりする必要があります。
三次元測定機を活用すれば、スキャナ内部に搭載されるモジュールが設置される溝の位置や傾き、フレーム全体の寸法などをミリ単位で精密に測定可能。組み立て時に生じるわずかなズレも検出できます。
MRI機器は、CTスキャナよりもさらに大型。長さ3メートル以上にもなるトンネル状のフレームと、内部に強力な磁石や複雑なコイルが搭載されている点が特徴です。複雑な内部構造で、わずかな寸法のズレが機能不良につながるため、より精密な検査が求められます。
三次元測定機を活用すれば、磁石・コイルが収まる位置の正確さやフレーム全体の寸法などを詳細に測定可能。MRI機器が正確に動作するか検証できます。
まず、測定対象のサイズに対応している製品に絞る必要があります。その上で、測定する部品の形状や材質に合ったものを選びましょう。
医療機器業界では、部品に接触せずに形状や寸法を測定できる非接触式の三次元測定機が好まれている傾向にあります。柔らかい素材や傷つきやすい素材を測定する場合は非接触式を選ぶと良いでしょう。測定する部品が硬く変形しにくい場合は、より高い精度で測定できる接触式三次元測定機も選択肢に含まれます。
また、三次元測定機を設置するスペースがどれくらいあるかによっても選ぶべき製品は変わってきます。大型部品の寸法測定や、大型医療機器の組み立て後の寸法や取り付け位置測定など、違う場所で複数の検査を行う場合は軽くて持ち運べるサイズのハンディ型(ワイヤレスプローブ)の三次元測定機を選ぶと便利です。
当サイトでは、数ある三次元測定機の中から、大型検査におすすめ三次元測定機・レーザートラッカーを3製品紹介。
いずれも2m以上の中・大型ワークを測定可能としている三次元測定機なので、ぜひチェックしてみてください。複雑な形状への対応や、作業効率・取り回しの良さ、環境耐性など、製品によっておすすめのポイントは異なります。測定したい大型部品に合った三次元測定機を選びましょう。
ここでは、卓上に乗らない大型サイズのワークを対象とした検査において、測定サイズごとに適した性能・特徴を持つ三次元測定機やレーザートラッカーと、そのメーカーについて紹介しています。
WMシリーズ
| 測定範囲 | 1.0~25.0m |
|---|---|
| 指示誤差 | ±(28 + 5L/1000) μm |
Quantum Max FaroArm
| 測定範囲 | 2.0~4.0m |
|---|---|
| 指示誤差 | ±25~76μm※ |
Absolute Tracker AT960
| 測定範囲 | ~80m(最大160m) |
|---|---|
| 指示誤差 | ±15μm +6μm/1m※ |